保険金額という言葉を聞いたことがあっても、正確な意味を知っているかと言われれば自信がないなという方もいらっしゃるのではないでしょうか。よく似た保険料という言葉も気になるところですよね。そこで、今回は保険金額とはどういう意味があるの?保険料って?について詳しく紹介していきます。この記事を読めば、保険金額と保険料の言葉の意味について正確に知れること間違いなしですよ。
目次
【保険金額とは?】意味や仕組みをわかりやすく解説!
「保険金額」という言葉、みなさんはどれくらい理解されていますか?
「なんとなく聞いたことはあるけど、よくわからない…」
そんな方も多いのではないでしょうか。
保険金額とは、保険契約において、万が一の事故や病気などが起こった際に、保険会社から受け取れるお金の上限額のことです。
つまり、「もしもの時に、どれくらいまでのお金がもらえるのか」 を示す、とても大切な数字なのです。
各種保険の保険金額の意味
もう少し詳しく各保険ごとに保険金額の意味を解説していきます。
保険で受け取れるお金は、保険の種類によって異なります。
生命保険の場合、保険金額で設定した額が保険金として、万が一の時に遺族等の保険金受取人に支払われます。
第三分野の保険と呼ばれる医療保険・がん保険等の場合は、入院や手術の費用をカバーする給付金として、保険金額で設定した額が支払われます。
生命保険・第三分野の保険(医療・がんなど)における保険金の支払い方法は「定額給付」といい、保険事故(病気・ケガ・死亡など)の時には最初に保険金額で設定した額がそのまま支払われる方法です。
それに対して、自動車保険や火災保険などの損害保険の場合は「実損填補」という考え方をもとにしていますので、実際に被った被害に見合う金額が、設定した保険金額の「範囲内」で支払われる方法となっています。
生命保険・医療保険・がん保険等→保険金額はもしもの時受け取る金額です。
自動車保険・火災保険等→保険金額が高く設定してあっても、もしもの時受け取る金額は原則、実際の損害額です。
このように、保険の種類によって持つ意味は異なりますが、保険金額の設定はどの保険においても将来の生活設計やリスクに備える上で、非常に重要な判断ポイントです。
保険金額を決める際のポイント
保険金額を決める際には、以下のポイントを考慮しましょう。
- 公的社会保障制度からの保障額
- ご自身の将来のビジョン
- 家族構成や生活費
- 住宅ローンや教育費
- 病気やケガのリスク
- 所有物の価値・再取得費用・必要性
ここに受け取るときの税金や支払う保険料等の要素を加えて吟味し、適切な保険金額を設定することが大切です。
保険金額を見直すタイミング
保険金額は、一度決めたら終わりではありません。
家族構成や収入の変化、ライフイベントなどに応じて、定期的に見直すことがとても重要です。
特に、結婚や出産、住宅購入などのライフイベントがあった場合は、保険金額の見直しを検討しましょう。
保険料と保険金額の違いってなに?
「保険料」と「保険金額」は、保険契約において非常によく使われる言葉ですが、その意味は大きく異なります。
保険料とは?
保険料とは、保険契約者が保険会社に支払うお金のことです。つまり、保険に加入するための費用ですね。保険料は、保険の種類や保障内容、契約者の年齢や健康状態などによって異なります。
保険金額とは?
一方、保険金額とは、保険事故が発生した場合に、保険会社から支払われるお金の限度額のことです。例えば、死亡保険の場合、被保険者が亡くなった際に、遺族等の保険金受取人に保険金が支払われます。この時支払われる保険金の金額が保険金額で設定した金額です。
つまりこの場合保険料は「保険に加入するために支払うお金」であり、保険金額は「保険事故が発生した場合に受け取れる限度額」です。
保険料と保険金額は、保険契約の内容によって密接な関係があります。一般的に、保険金額が高ければ保険料も高くなります。
車両保険金額とは?
「車両保険金額」って、自動車保険に入るときによく目にする言葉だけど、一体なにを基準に決まっているのか、イマイチわからない人も多いのではないでしょうか?
車両保険金額を簡単に言うと、車両保険で保険金が支払われる上限額のことです。
例えば、あなたの愛車が事故で大破してしまったとします。修理費用が200万円かかりました。このとき、車両保険金額が150万円だった場合、保険金として支払われるのは150万円まで。残りの50万円は自己負担となってしまいます。
なんで車両保険金額ってあるの?
それは、保険会社がリスクを適正に引き受けようとしているためなんです。
もし車両保険金額が無制限だったら、保険会社はとんでもない金額の保険金を支払わなければいけなくなる可能性があります。
だから、車の種類や年式、状態などに応じて、適切な車両保険金額を設定しているんですね。
どうやって車両保険金額を決めるの?
車両保険金額は、車の時価を基準に決められます。
時価とは、その時点の価値のことです。年式が新しいと時価は高くなります。逆に、年式が古かったり、走行距離が長かったりすると、時価は低くなります。
保険会社は、この時価を参考にしながら、車両保険金額を決定するんです。
設定できる車両保険金額が低すぎてどうも納得がいかないなあ、といった場合には保険代理店の担当者に相談してみましょう。
オプション装置などの付加価値、状態の良さなどの材料を基に保険会社と交渉してくれますよ。
車両保険金額はいくらにすればいいの?
ズバリ、車の時価に見合った金額に設定するのがおすすめです。
もし、あなたの愛車が比較的新しくて価値が高い場合は、車両保険金額も高めに設定しておくと安心です。
逆に、年式が古くて価値が低い場合は、車両保険金額を低めに設定しても良いかもしれません。
ただし、設定できる範囲の目安が保険会社から示されていますので、範囲を超える設定をしたい場合には代理店を通じて保険会社との交渉が必要です、また車両保険金額を高く設定すれば保険料も高くなるので、予算とのバランスも考えながら決めましょう。
火災保険金額とは?
火災保険金額とは、火災や自然災害などで建物や家財が損害を受けた際に、保険会社から支払われる保険金の限度額のことです。
火災保険などの損害保険は原則「実損填補」での保険金支払いとなります。
例えば、2000万円の価値の建物に3000万円の保険金額を設定していても全焼で2000万円しかもらえないという事になります。
しかし、現在ではここに特別なルールを加えて「もう一度この場所にこの建物を建てるには今の物価でいくらかかるのか?」という基準を使って建物を評価し計算した評価額までであれば保険金を支払える、という仕組みにしている火災保険の商品のほうが多くなっています。
このような商品に加入中の場合には、評価額3000万円の建物が火災で全焼してしまった場合、火災保険金額が3000万円であれば、保険会社から満額3000万円の保険金を受け取ることができます。
中古の家を購入すると新築の同じ家を購入するよりも安く買えるように、家は新しく建ててからどんどん減価償却され、時価が下がっていきます。
それに加え、物価の高騰、人件費の値上がり等で同じ新築物件の建築費は年々上がっています。
これに対応できるように、現在の多くの火災保険が時価を超えて支払えるように進化しているんですね。
かなり以前に加入してずっと入っている火災保険はどんな条件になっているか、ご自身の保険代理店に聞いてみるといいかもしれません。
火災保険金額はどうやって決めるの?
現在多く販売されている再取得価格まで保険金を支払うタイプの火災保険の場合
火災保険金額は、建物の再建築費用や家財の再取得価格などを考慮して決定します。
- 建物の再建築費用:同じ建物を建て直すのにかかる費用
- 家財の再取得価格:現在の家財と同程度のものを買い替えるのにかかる費用
これらの金額を基に、加入者が保険代理店と相談して適切な火災保険金額を設定します。
火災保険金額を決める際の注意点
火災保険金額を決める際には、以下の点に注意が必要です。
- 加入する火災保険の条件を確認する:上記の火災保険金額の決め方は現在多く販売されている再取得価格まで保険金を支払うタイプの火災保険の場合です。加入する保険はどういう商品なのかを代理店に確認したうえで設定していきましょう。
- 適切な金額を設定する:火災保険金額が評価額に比べて低すぎると保険料が割増になる場合があります。また、万が一の際に再取得するのに十分な保険金を受け取ることができません。逆に、保険金額の設定が高すぎると支払う保険料が無駄になってしまうことがあります。
- 加入する代理店に相談する:火災保険金額の決め方や、保険の種類についてわからないことがあれば、保険代理店の担当者に相談しましょう。
まとめ
今回は保険金額とはどういう意味があるの?保険料との違いは?について紹介してきました。
保険金額は保険の種類や加入者の状況によって意味が異なり、保険金額の設定は将来の生活設計やリスクに備える上で、非常に重要なポイントとなってきます。
保険料と保険金額との違いについては、保険料は「保険に加入するために支払うお金」であり、保険金額は「保険事故が発生した場合に受け取る金額の上限」です。
また、車両保険金額や火災保険金額についても知っておいて損はありません。保険金額について不安を感じている方はこの記事を読んで、疑問を解決してみてはいかがでしょうか。